コンクリート構造物断面修復用モルタル(軽量・速硬タイプ)
U-リペアライトEX
概要
強度発現性に優れた軽量タイプの断面修復材(ポリマーセメントモルタル)です。天井面への厚付け性、早期開放を求められる緊急工事や供用中構造物の補修などにその性能を如何なく発揮します。
| 品名 | U-リペアライトEX |
| 品種 | コンクリート構造物断面修復用モルタル(軽量・速硬タイプ) |
| 主な用途 | 橋脚、梁、高欄、床版、トンネル及び建物(天井・床・壁)など劣化したコンクリート構造物の断面修復 |
特徴
- 作業性
- コテ塗り施工で5mm~60mm程度の施工が可能なオールプレミックスタイプ(1材)の断面修復材です。軽量・速硬タイプのため、天井面等への施工性も抜群です。
- 速硬性
- 冬季(5℃環境)でも施工後4時間で5N/mm2以上を発現します。
- 耐ひび割れ性
- 収縮が非常に小さく、寸法変化が安定しており、さらに特殊繊維入りなため耐ひび割れ性に優れています。
- 耐塩害性
- 塩化物イオンの拡散係数が小さいため、塩分の侵入を防ぎます。
標準配合、荷姿等
性能
使用方法
1.下地処理
- 脆弱部除去
- 劣化した脆弱部分等をはつり取り、健全なコンクリート面を露出させてください。
施工面は、圧縮工ア、高圧洗浄水等で清帰してください。 - 欠損が大きい場合は、アンカー、メッシュの取り付け等、はく落防止対策を行ってください。
- 劣化した脆弱部分等をはつり取り、健全なコンクリート面を露出させてください。
- 防錆処理
- 鉄筋が錆びている場合は、ケレン等により錆びを落とし、「U-ペーストⅡ」を使用して防錆処理を行ってください。
- 吸水調整処理
- 下地コンクリート面が乾燥し、吸水が著しい場合は、「U-プライマーHD」の3倍希釈液を刷毛等で塗布してくたさい。
2.混練
- 練り混ぜ
- 練り混ぜは、ハンドミキサーを使用して行ってください。撹拌羽根は、カゴ型タイプとしてください。
- 練り混ぜ容器に所定の上水を計量してください。
- ハンドミキサーを回転させながら、「U-リペアライトEX」を徐々に投入し、所定量全量投入後、3分間均一に練り混ぜてください。
3.塗り付け
- 塗り付け
- 左官工法で施工してください。
- 下地との密着性を確保するため、最初はドカ付けせず、5mm程度を目安にコテ圧を十分にかけながら下ごすりを行い、その後所定の厚さに仕上げてください。下ごすりが不十分な場合、剥がれ、接着不良に繋がります。
- 2回以上の塗り重ねで所定の厚さに仕上げる場合は、下地の硬化具合を確認して行ってください。
- モルタルの温度は5℃~35℃の範囲となるように調整してください。モルタルを加温・冷却することは絶対にしないでください。
4.養生
- 養生
- 降雨、通風、結露、凍結、急激な乾燥に注意し換気、シート掛け等の適切な養生を行ってください。
- 養生期間中は、振動や衝撃等を与えないように注意してください。
施工例
